文学少女になった気分。

秋になると必ず読み返したくなる「赤毛のアン」シリーズ。
実際はちゃんと読み返し出来ていないのですが・・・。
それでも文庫本を引っ張り出してきて、パラパラめくったり
好きなシーンを読んだりしています。

文学少女に憧れていた私は
気持ちだけは少女に戻って本を開き
「文学少女ごっこ」をしています。
そんなごっこ遊びに「赤毛のアン」はぴったりなんです。

家にあるのは、3作目まで。
私は特に2作目の「アンの青春」が好きです。

アヴォンリーの村を良くしようと
改善会なるものを立ち上げたり、
教師として働き、友人たちと共に悩んで
「今」を精一杯生きるアンの姿が眩しくて
自分の若い時はどうだったかなあ
なんて過去を後悔したり懐かしんだり。

アンのような天真爛漫で社交的な子では
なかったけれど、外で遊んだり空想したりは
しょっちゅうやってました。(笑)

子供の頃は誰しも純粋に色んなものになれた。
年齢が上がるにつれて目の前の事に忙しくなり
幼い頃の想像力は忘れてしまうんだろうなと
思います。

私たちが忘れてしまった感覚をずっと持ち続けていて
誰にでも分け隔てなく接することができる
明るさと素直さにマシューもマリラも
読者までもアンという女の子に魅了されてしまうんだろうな。

時には子供の頃の気持ちに戻って
空想を膨らませたり大好きなものになったりして
思いっきり遊んでみるのも楽しいかもしれませんね。

日の短さを感じる秋の日の午後に
焼き菓子や紅茶をいただきながら読みたい。

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