じっくり時間をかけて味方を作り上げた時、自分は何をしたいか考えたら
自他ともに一番心地よい環境をキープしていきたいと思った。
日々暮らしていく中で思い通りにいかなかったり、イライラしたり落ち込んだりするけれど
なるべく早くその悪い状態に気がつけたら問題は深刻化しない。
自分に味方してくれるものがあるのなら、私が安心できる環境を作り
その環境を保っていきたい。
人は誰でも「自分にとっての味方」がいる。
そしてこの「自分にとっての味方」をしっかり備えれば
仕事においても生活においてもより良い結果が出せる
ということが書かれている「ほんとうの味方のつくりかた」
優しく諭すような語り口調で穏やかな気持ちになったと同時に
しっかり自分と向き合おうと思えた。
自分にとっての味方は内と外の二つある。
内側の味方は自分が持っていたり使っていたるする物。
生活の中に自然にあるものや考え方、習慣などのこと。
作者自身が出した九つの例は
・健康
・身だしなみ
・マナー
・時間
・お金
・ライフスタイル
・知識経験
・道具
・情報
これは作者の内側の味方であり、人それぞれ違ってくる。
一度自分を振り返ってリストアップしてみると良い。
そしてリストアップして内側の味方が分かったところで
いきなり味方はしてくれない。
書き出した物たちが人間だったならば
どうされたら嬉しいのか、どんな人になら味方をしたいか考える。
自分がされて嬉しいこと、味方したい人のように自分が振る舞う。
先に自分から行動することが大事なのだとのこと。
もう一つの外側の味方は自分をめぐる全ての人間関係。
ここで著者は敵も外側の味方の一つだという。
自分のことを嫌っている人の言う事は100%当たっている。
自分を厳しく見てくれる人の存在が仕事に緊張感を持たせてくれる。
敵に対しては認めることで自分を客観視できるのだ。
なるほど確かにと思った。
敵にも種類があるとは思うけれど、
毎回耳の痛い事を言ってくれる人は敵であっても味方なのかもしれない。
ただただ誹謗中傷している人は本当に敵であり、
自分が認めなければ良いのだと思う。
相手が何を言っているのかしっかり見極めることが大事なんだろうな。
敵の言葉でも、納得せざるを得ない内容なら改善していける。
そのほかの外側の味方は家族だったり友人だったり仕事関係の人だったりで
敵も含めたこれらの人たちにも自分がされて嬉しいことを自分からする。
自発的に行動して内と外の味方が本当に味方してくれるのだという。
本書の内容を全て実践したなら味方は本当に増えるのだろうと思う。
でもそうなるにはしっかり時間を作って自分と向き合わなければならない。
時間と労力をかけるのが大変で結局何もしないというのは少し勿体無い気がする。
いつでも本書の事を頭に入れておいて日々の中で空いた時間、お風呂やトイレ
CM中なんかにふと考えてみるだけでも何かが変わっていくかもしれない。
そして週末なんかでまとまった時間ができたなら
自分にとっての味方はなんだろうかじっくり考えたい。