昨日、思いがけず旦那さんが有給だったので
娘ちゃんを図書館デビューさせる?と話したら
初っ端から渋られてしまった。
とはいえ自分でも見たい本がいくつかあったので
娘を連れて出かけてみることに。
途中1人で行ってきてもいいよと
声をかけてくれたが、最初の疲れた態度が
本音じゃろう!と少しぷりぷりしながら
娘と2人で市立図書館へ。
私自身久しぶりの図書館だったので
じっくり楽しみたかったが
あの独特な静寂をチビさんの
声が響いて申し訳なくなりすぐに撤退してきた。
機嫌はよかったけれど普通の声でも目立っちゃうよね。
確認したかったのは福音館古典童話シリーズが置いてあるか。
これから参加する読書会や自分で開く会に
ぜひこのハードカバーを読んでおきたいという作品がいくつかある。
なんでもいいじゃないかとも思われるけれど
雰囲気というか、本読んでるなあとしみじみ浸れるのが
ハードカバーの魅力だと思う。
特に福音館の古典童話シリーズは個人的に
文学少女気分が味わえて好き。
なんだかハチミツがたっぷり入った紅茶を
お供にしたくなる本だと感じるのは私だけだろうか。
全て集めて書棚に飾ったところを想像しては
にんまりして過ごしている。
実際にはそんなことはできないのだけれど。
本を読む時に読みたいな〜という好奇心は
もちろん大事になってくるけれど
雰囲気に浸るのも割と大事なんじゃないかと思う。
格好から入ったって構わないだろうし
そっちの方がモチベーションだって上がる気がする。
書店ではなかなか巡り会えないこのシリーズは
あまり売れない上に置いておくと色褪せてしまうんだとか。
そして書店側の事情なのだけれど買い切りらしいとも耳に挟んだ。
それならどこ行っても売ってないのも納得・・・。
どうしても欲しいものはアマゾンで手に入れているけれど
そんなにいくつも買えないものなので
図書館を味方につけたかった。
欲しいのは「あしながおじさん」「不思議の国のアリス」
「ロビンソンクルーソー」「海底二万浬」あたり。
最初の二つはこれからの読書会用で後のは個人的に読みたいやつ。
実際は「海底二万浬」しか図書館でも確認できなかった。
誰かが借りているのか、蔵書がないかのどちらかだと思われるが
今度の読書会は福音館のハードカバーは諦めるか悩ましい・・・。
不思議の国のアリスは以前新潮文庫のプレミアムカバーが売られていた時に
購入して読んだことがあったけれど読み比べとして目を通したかったな。
違う訳者を比べてみるのも、表現が違ったりして面白い。
それを実感したのは先日参加した「秘密の花園」の読書会。
作品の中で使われている歌の歌詞が訳によって
「金盞花」だったり「マリーゴールド」だったりしたのだが
原文ではマリーゴールドとは書かれていない。
なぜわざわざ翻訳するときに花を変えたのだろうと
少し謎解きめいた会話が楽しかったのが
本格的に読み比べてみようかと思い立ったきっかけ。
体力気力時間が限られている中でどこまで出来るか分からないが
なんとか福音館古典童話シリーズが置いてある図書館を
探してアリスの読み比べをしてみるのもありだと思う。
娘の図書館デビューと口実を作ったが
結局のところ自分が行きたかっただけ。
実際に我が子は現在絵本を片っ端から破壊しているので
借りてくるなんて恐ろしいことはできるはずもなく。
幼児向けのお話しの会的なイベントが開れるタイミングで
改めて行き直してもいいかもしれない。
静かな空間に飽きた娘にせめて発散してほしいと思い
帰りがけにベルモール内の落書きっずというところで遊ばせてきた。
そのおかげか夕方には親子共々疲労困憊だった。