先日、朝目が覚めると酷く疲れていて
動く気力が湧かなかった時があった。
お湯を沸かしたり、洗濯をしたり
やらなければならないことがあると分かっていても
どうしても体を動かせなかった。
ほんのりとした頭痛もあって、
なんとなくそのままにしたらダメだと感じた。
体の疲れというよりか、頭の疲れという感じ。
思い返せば、SNSを観たりネットで検索したり、テレビをつけっぱなしにしたり
一ヶ月に読む本も少し前に比べ増えてきた。
きっと情報過多なんだろうと思い、その日1日は意識的に
見るものを減らした。
テレビはつけない、スマホは見ない。
本の類は前に読んだことがあるものをざっと眺めるだけ。
家の事も全てやらなかった。
そのおかげで、夕方にはだいぶ良くなったけれど
これだけ意識して見聞きするものを減らしても
新しい情報はどうしても入ってきた。
普段、何気なく生活しているだけで
どれだけ多くの情報が自動供給されているんだろうと実感した。
はっきりと、疲れていると感じなくても
なんとなく「疲れている気がする」という状態がずっと続くと
思考も感情もまとまらない。
理不尽にカリカリして、周囲に当たってしまうし、
最悪、精神を病んでしまうかもしれない。
慢性的に疲れないために、ガス抜きする日を設けるのが良いと思う。
個人的には、毎週金曜日は一切の家事をしない日と決めている。
洗濯も風呂掃除も、木曜の夜に全て片付けて
夕飯はカレーなんかを大量に作り置きして、如何にやる事を減らすか考える。
よほど重要な事でない限り、人との連絡も避ける。
スマホとも少し距離を置き、プチ・デジタルデトックスをする。
浮いた時間で、娘と遊んだり、少し遠くの公園まで出掛けてみたり
カフェでランチをしたりする。
リフレッシュになるし、無意識に情報処理している頭も休まっている気がする。
完全にスマホを絶つのは難しいけれど、
散歩に出かけたり、丁寧にコーヒーやお茶を淹れて
集中して味わったり。
半ば強制的に電子機器を見ない、何も考えないという時間を
週に一回でも設けるとずいぶん楽になるし、思考も感情も整理出来る。
どうしても習慣から、何かあるとネット検索に走ってしまうけれど
その前に一度「本当に今すぐ必要な内容なのか?」と自問する。
大抵はどうでもいい事柄だったりする。または、今すぐじゃなくてもいい事。
「あの本の発売日いつだっけ?」とか
「あのアニメに出てる声優さん誰だっけ?」とか。笑
子育てに関する事柄もつい調べがちだけど、調べてスッキリした経験は少なく
逆により一層不安になるばかりなので、検索しない方がマシ。
そんなどうでも良いようなことを調べ上げたり、
セルフで不安になるのって、結構しんどくて小さな疲れが溜まっていく。
自分の心が床と壁の境目にある出っ張り部分(巾木というらしい)みたいに、
よく見たらめちゃくちゃ埃まみれじゃん!という状態になるのと同じだと思う。
一人一人が個人戦で頑張らなければならない世の中に、
ちょっとでも体調を崩せば、たちまち詰んでしまう。
そして、余裕がなくてピリピリしていると負の感情が蔓延して
周りにも火の粉を散らしてしまう。
一番は自分のためだけど、自分の大切な人たちのためにも
自身を休ませる事って必要なんだと思う。
己の意思で、スマホを見ないという環境を作り出せるのが理想。